法律音痴だった私が司法試験に合格するまで

 私は元々、法律とは関係の薄い広告業の仕事に携わっていました。しかし、広告を掲載するにあたっての著作権や肖像権の問題など、実際に仕事をしてみると、法律に触れなくてはならない機会が意外と多く、どうせなら法律をちゃんと学んでおきたいと思い、「司法試験合格」という高い目標をあえて掲げることにしました。

 

 司法試験用の勉強には、もちろん各科目で沢山の参考書に目を通しましたが、「司法試験&予備試験論文過去問再現答案から出題趣旨を読み解く。」(東京リーガルマインド)のような「再現答案解説系」の参考書は特に重宝しました。様々な試験科目の再現答案を一冊で確かめることができ、試験の雰囲気や解答の仕方、得点アップに繋がる肝などを掴むのに役立ちます。分からない用語等がある場合には、面倒くさがらずに六法全書を開くようにしていましたが、法律についての知識がある程度ついてきて、試験を本格的に意識し始めてからは、最新版の「司法試験用六法」を使うようにしました。「司法試験用六法」では、文字通り司法試験に出やすい法律項目がピックアップされているので、効率的に知識を増やすことができます。

 

 法律の勉強を始めて約1年目にお試し感覚で受けてみた試験では、当然のようにひどい結果が返ってきました。「このままでは何年経っても、ものにならないんじゃないか」と思ったのを覚えています。自分の知識や応用力のなさを痛感させられましたが、一番なんとかしないといけないと感じたのは勉強の仕方です。それまでの私は、広告業の仕事が終わってから、自宅で学習書に向き合っていましたが、仕事終わりの解放感からか、人に見られていないという油断からか、どうにも勉強に身が入りませんでした。そこで、心機一転、前々から存在は知っていた有料自習室を使ってみることにしました。その選択は私にとって正解だったようで、近くに勉強している人達が大勢いると思うと気が引き締まり、集中が続くようになったのです。他にも隙間時間を有効活用しようと、いつでもポケット六法やコンパクトな参考書を持って歩き、少しでも時間があれば見るようにしました。

 

 そうした努力の甲斐もあり、一度目の試験落第以降はぐんぐん理解力が高まり、3年目に受けた試験では、本業の広告業を続けながらになんとか合格を勝ちとることができました。その後も、未だに広告業は続けていますが、おかげで仕事上のちょっとした法律問題などはお手の物ですし、法律関連の調整の仕事を任される機会も増えました。今から思えば、勉強スタイルを変えたことが、これだけ早く合格できた秘訣だったのだと思います。

 

自習カフェ 心斎橋店 30代男性